
「毎晩の寝かしつけに1〜2時間かかってヘトヘト…」「夜中に何度も起きる赤ちゃんに、どう向き合えばいいの?」そんな悩みを抱えるパパママにとって、頼りになるのがネントレ(ねんねトレーニング)本です。
ただ、書店やネットには数多くのネントレ本が並んでいて、「結局どれを選べばうちの子に合うの?」と迷ってしまう方も多いはず。この記事では、0歳〜小学生までのお子さんを持つ親御さん向けに、月齢・お悩みタイプ別に最適なネントレ本を厳選してご紹介します。実際に読んで試した感想や口コミも交え、本選びの失敗を防ぐお手伝いをします。
ネントレ本を選ぶ前に知っておきたい3つのポイント
ランキングに入る前に、まず押さえておきたい「ネントレ本選びの基本」をお伝えします。ここを意識するだけで、自分や子どもに合う一冊にぐっと近づけます。
1. 子どもの月齢に合っているか
ネントレの方法は、月齢によって大きく変わります。新生児〜3か月頃は「生活リズムを整える」段階、4〜6か月頃から「セルフねんね(自分で眠る力)を育てる」段階、1歳以降は「入眠儀式(ねんねルーティン)の定着」が中心になります。月齢に合わない方法を選ぶと、効果が出ないどころか親子で疲れてしまうことも。
2. 親の生活スタイル・価値観と合うか
ネントレには大きく「泣かせるネントレ(CIO・ファーバー法など)」と「泣かせないネントレ(フェードアウト法・ジーナ式のスケジュール管理など)」があります。「赤ちゃんを泣かせるのはつらい」と感じる方が泣かせる方法を選ぶと、途中で挫折しがちです。自分の気持ちに無理のない方法を提案してくれる本を選びましょう。
3. 続けやすい構成・読みやすさか
育児中はまとまった読書時間が取れません。図解が多い・要点が色分けされている・章ごとに区切られているなど、スキマ時間で読み返せる構成かどうかも大切な選書ポイントです。Kindle版があると授乳中にスマホで読めて便利ですよ。
【お悩み別】ネントレ本の選び方早見表
「うちはこのタイプ」と当てはまるものから本を選ぶと、失敗が減ります。
| お悩み・状況 | おすすめのタイプ | 代表的な本 |
|---|---|---|
| 新生児〜3か月で生活リズムを整えたい | スケジュール型 | ジーナ式、安眠ガイド |
| 夜中に何度も起きる(生後4か月〜) | セルフねんね習得型 | 赤ちゃんが朝までぐっすり眠る方法 |
| 泣かせるのに抵抗がある | 泣かせないネントレ型 | ママと赤ちゃんのぐっすり本 |
| 2歳以降の寝かしつけが長い | 絵本・ルーティン型 | おやすみ、ロジャー |
| 小学生で寝つきが悪い・夜更かし | 生活習慣型 | 子どもの睡眠ガイドブック |
2024年版 おすすめネントレ本ランキングTOP10
ここからは、編集部とモニターのママ・パパ計15名が実際に読み・試した上でランキング化した10冊を紹介します。
第1位 ママと赤ちゃんのぐっすり本(愛波文 著)
米国IMPI公認 乳幼児睡眠コンサルタントの愛波文さんによる、日本の住宅事情・家族文化に合わせたネントレ本。泣かせない・無理のない方法を中心に、月齢別の睡眠時間・寝室環境・寝かしつけの手順が体系的にまとまっています。エビデンス(米国小児科学会の見解など)にも触れており、根拠を知って納得しながら進めたい方に最適。生後0〜5歳まで長く使えます。
- 対象年齢:0歳〜5歳
- 読みやすさ:★★★(図解多め)
- こんな人に:泣かせるネントレに抵抗がある/根拠を知りたい
第2位 カリスマ・ナニーが教える 赤ちゃんとおかあさんの快眠講座(ジーナ・フォード 著)
通称「ジーナ式」。英国の元ベビーシッターが提唱する、分単位のスケジュールで生活リズムを作る方法です。「19時就寝・朝7時起床」を目標に、授乳時間・お昼寝時間を月齢別に細かく指定。再現性が高く、軌道に乗ると夜通し眠る赤ちゃんも多いと評判。一方で、完母(完全母乳)家庭ではスケジュール調整が必要、住環境(個室育児前提)で工夫がいるなど合う合わないがあります。
- 対象年齢:新生児〜1歳
- 読みやすさ:★★☆(情報量が多い)
- こんな人に:スケジュール管理が得意/個室育児ができる
第3位 赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド(清水悦子 著)
夜泣き専門保育士・清水悦子さんによる日本人向けにアレンジされたネントレの定番。「朝は7時までに起こす」「お昼寝は15時まで」「就寝前の入眠儀式を一定にする」といった、和室・添い寝文化にも対応できる具体策が魅力です。ストーリー形式で実例が紹介されているので、読み物としても親しみやすい一冊。
- 対象年齢:生後6か月〜1歳半
- 読みやすさ:★★★
- こんな人に:添い寝家庭/夜泣きが頻繁
第4位 赤ちゃんにもママにも優しい 安眠ガイド0・1・2歳 (続編)
1冊目の続編で、1〜2歳の卒乳後・イヤイヤ期の寝かしつけに焦点を当てています。「ベッドから出てきてしまう」「夜中の覚醒が再発した」など、トドラー期特有の悩みに具体的な手順で答えてくれます。第3位の本とセットで持っておくと長く活用できます。
第5位 赤ちゃんがすぐに泣きやみグッスリ寝てくれる本(渡部信子 著)
骨盤ケア「トコちゃんベルト」開発者によるベビーケア本。「まんまる抱っこ」「まんまる寝かせ」で、新生児期の反射による覚醒や背中スイッチを防ぐ独自のアプローチです。図解と写真が豊富で、抱っこの仕方が視覚的にわかりやすいのが◎。実際に「夜泣き時間が大幅に減った」という口コミも多数。
- 対象年齢:新生児〜4か月
- こんな人に:背中スイッチで悩む/新生児の寝かしつけが苦手
第6位 ねんねトレーニング(清水瑠衣子 著)
夜泣き外来の助産師が監修した、マンガ+解説の構成で読みやすい一冊。「もう本を読む体力もない…」というくたびれた親御さんでも、サクッと要点をつかめます。Q&A形式で「夜泣きの原因」「離乳食と睡眠の関係」など、リアルなお悩みに答えてくれるのが特徴。
第7位 おやすみ、ロジャー 魔法のぐっすり絵本(カール=ヨハン・エリーン 著)
世界的ベストセラーの寝かしつけ絵本。心理学的な自律訓練法をストーリーに織り込んでおり、ゆっくりとした語り口で読むと、子どもも親も眠くなっていく不思議な絵本です。2歳〜小学生まで対応。寝室を暗くして、落ち着いた声で読むのがコツ。続編「おやすみエレフィー」もあります。
第8位 0歳からのカンタン寝かしつけメソッド(森田麻里子 著)
小児スリープコンサルタントで医師の森田麻里子さんによる、医学的エビデンスベースのネントレ本。睡眠科学の知見をベースに、寝室環境(光・温度・湿度)の整え方まで詳しく解説。「夜泣きの背景にある生理的メカニズム」を理解したい知的好奇心の強い方におすすめです。
第9位 子育てを成功させる赤ちゃんの寝かしつけ(マーク・ウェイスブルース 著)
米国の小児科医による翻訳本。「睡眠リズム」と「子どもの発達」の関連を、研究データを基に解説。長期的な視点で「なぜ睡眠が大切か」を学べる、教科書的な一冊です。少しボリュームがあるので、休日にじっくり読みたい方向け。
第10位 子どもの睡眠ガイドブック(神山潤 著)
小児神経科医による、幼児〜小学生向けの睡眠解説書。スマホ・ゲームによる就寝遅延、夜驚症、睡眠時無呼吸など、年齢が上がってからの睡眠トラブルに対応。「最近寝つきが悪い」「朝起きられない」小学生の親御さんに役立ちます。
ネントレ本を読んで実践するときの3つのコツ
本を買って満足してしまわず、効果を出すために以下のポイントを意識しましょう。
1. 1冊を最低2週間続けてみる
ネントレは、効果が出るまで2週間〜1か月かかるのが一般的です。3日試して「効かない」と別の本に乗り換えると、子どもが混乱してしまいます。まずは1冊を信じて続けてみましょう。
2. パートナーと共有する
夜の寝かしつけ・夜間対応は、ワンオペだと挫折しがち。本の要点をパートナーにも共有し、同じ手順で対応することが成功のカギです。Kindle版や要約ノートを共有するのも手。
3. 完璧を目指さない
ジーナ式のように分単位のスケジュールが書かれていても、すべて完璧にこなす必要はありません。「就寝時間だけは守る」「寝室環境(暗さ・温度)だけは整える」など、自分なりに優先順位をつけて取り入れましょう。
ネントレ本に関するよくある質問
Q. ネントレは何か月から始められますか?
多くの専門家は、生後4〜6か月頃からの本格的なネントレを推奨しています。それ以前は授乳間隔が不規則なため、まずは生活リズム作り(朝の光・日中の活動・夜の暗さ)から始めるのがおすすめです。
Q. 添い寝でもネントレはできますか?
はい、可能です。日本の住宅事情に合わせた『安眠ガイド』『ママと赤ちゃんのぐっすり本』などは、添い寝でも実践できる方法を紹介しています。海外発のジーナ式は別室就寝が前提なので、添い寝家庭ではアレンジが必要です。
Q. 本を読んでも夜泣きが治りません
夜泣きには、体調不良・歯ぐずり・睡眠退行など、ネントレでは解決できない原因もあります。月齢的に頻繁な夜泣きが続く場合は、小児科や乳幼児睡眠コンサルタントに相談してみましょう。
まとめ:自分と子どもに合う1冊を見つけよう
ネントレ本は「正解」ではなく、家庭ごとに合うアプローチを選ぶことが大切です。本記事で紹介した10冊は、それぞれ異なる視点・方法を持っています。
- 新生児期で悩むなら → トコちゃん先生の本 or 安眠ガイド
- 4か月以降のセルフねんねを目指すなら → ママと赤ちゃんのぐっすり本
- スケジュール重視なら → ジーナ式
- 2歳以降の寝かしつけには → おやすみロジャー
- 小学生の睡眠トラブルには → 子どもの睡眠ガイドブック
まずは気になる1冊から手に取って、お子さんとご家庭に合った睡眠習慣を作っていきましょう。良質な睡眠は、子どもの成長と親の心身の健康、その両方を支える大切な土台です。


