【新生児のママ向け】どうして寝ないの?赤ちゃんを寝かしつけるコツとは

新生児の赤ちゃんは、なかなか寝てくれないことも多く毎日寝かしつけに苦戦しているママも多いのではないでしょうか。

今回は赤ちゃんがなかなか寝ない原因として考えられることと、寝かしつけをスムーズに行うためのコツを紹介します。

 

赤ちゃんが寝ないのはなぜ?

赤ちゃんが、授乳や寝かしつけをしてもなかなか寝ないのには、いくつかの理由が考えられます。

寝かしつけをする前に思い当たる点がないかをチェックし、赤ちゃんが不快に感じる要素を取り除いて、赤ちゃんがぐっすり眠れる環境を作ってあげましょう。

理由① おむつの濡れなどの不快感

赤ちゃんの皮膚は大人と比べて薄いので、おむつの濡れや締め付け感などを不快に感じ、なかなか寝られずにぐずるケースも多いです。

基本的なことですが、おむつが正しくついているかを確認してみましょう。

お腹の周りに指2本ぐらいの余裕があるか

足周りのギャザーが外側にきちんとでているか

おへそが乾いていない場合、テープがおへそに当たっていないか

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まずはおむつの濡れと、きちんとした位置についているかをチェックしてみましょう。

 

理由② 体調がすぐれない

赤ちゃんはまだ言葉で気持ちの表現ができません。そのため、発熱や病気、便秘でお腹にガスが張っているなど、どこか体の調子が悪い場合、泣いたりぐずったりしてママに気持ちを訴えます。

授乳後のげっぷがうまくできず、呼吸が苦しくて寝られない場合もあります。便秘でお腹が張っている場合は、お腹を優しく時計周りにマッサージしてあげましょう。

新生児の頃は、高熱から熱性痙攣(けいれん)に発展しやすく、そのまま放置すれば命に危険が及ぶ場合もあるので要注意。

新生児の平熱はもともと高めですが、平熱を把握し、いつもと違う時は早めにかかりつけ医に受診しましょう。

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赤ちゃんの泣き方がいつもと違って激しい、ぐずぐずが長く続く時は体調不良を疑い、熱の状態や顔色を良く観察し、状況によってはかかりつけ医に早めに相談しましょう。

 

理由③ 室内環境

赤ちゃんは体温調整機能が未発達なので、大人にとって快適な室温でも暑すぎる場合が多々あります。

赤ちゃんが寝汗をたくさんかいている場合は、エアコンの室内温度の設定を下げる、着せているものを一枚減らすなど、赤ちゃんにとって適温を保ってあげることが大切です。

汗をかくことで皮膚がムレてかゆみが生じ、不快感によってぐずるケースもあります。

お腹や背中を触ってみて、冷たいと感じる時は冷えすぎです。室温を上げるか衣類を増やすなどして、冷えた体を温めてあげましょう。

【赤ちゃんにとって快適な室温と湿度の目安】

室温 20~22度
湿度 40~60%

出典:ママと赤ちゃんのぐっすり本

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寝ているときに体温が高くなりすぎることは、乳幼児突然死症候群(SIDS)の発症リスクを高めます。ママ基準ではなく、赤ちゃんにとって快適な室温を保ちましょう。

 

理由④ 特に理由がないケース

新生児期の赤ちゃんは、はっきりとした理由もなく激しく泣き続けたり、グズグズしたりする「黄昏泣き」をする場合もあります。

黄昏泣きをする時期は個人差があり、早い子で生後2週間頃から、多くが生後3~4カ月くらいで自然と解消します。

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おむつや室内環境、体調を確認し、特に問題がなさそうな場合は抱っこしてあやしてあげるなど、スキンシップをして安心感を与えてあげましょう。

 

家庭科教員が伝授!プロが教える赤ちゃんの寝かしつけ

赤ちゃんの寝かしつけを楽にするためには、毎日の生活の中で、赤ちゃんの睡眠リズムを整えてあげることが大切です。睡眠リズムを整えるために、今日から簡単にできる方法を紹介します。

赤ちゃんの昼夜のメリハリをつける 

赤ちゃんは、生後3~4カ月くらいから徐々に昼夜の区別がつき始めます。この頃から「朝は起きて夜は眠るもの」と赤ちゃんに認識させることが、スムーズな寝かしつけにつながる大切なポイントです。

寝かしつける前に部屋の明かりを暗くする習慣をつけ、「部屋が暗くなる=寝る時間」と赤ちゃんに認識してもらいましょう。部屋を暗くすることは、質のよい睡眠をもたらすメラトニンという睡眠ホルモンの分泌を促す効果も期待できます。

また、朝はなるべく同じ時間に起こすようにしましょう。

赤ちゃんが目覚めたら、カーテンを開けて部屋に朝日を取り入れ、日光の光をしっかり浴びることも大切です。朝日を浴びることで体内時計がリセットされ、夜になると自然と眠気が生じるようにします。

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日中、天気が良い日はなるべく散歩をするなど、日光の光を浴びる機会を作ってあげましょう。

 

赤ちゃんの眠気サインを見逃さない 

赤ちゃんは眠くなりすぎるとストレスホルモン(コルチゾール)が分泌され、「眠いのに眠れない」状況に陥り、不機嫌になったり、グズグズが長引いたり、夜泣きをしたりします。

個人差がありますが、赤ちゃんは

  • ぐずる
  • あくびをする
  • 遠い目をする
  • 目や耳をこする

などの眠気サインを出します。

眠気サインが出始めたら、早めに布団に寝かせてみるなどして、疲れすぎる前に寝かせるよう心がければ、寝かしつけがグッと楽になります。

寝かしつける布団は、なるべく朝と夜同じものにして赤ちゃんに「この布団は寝る場所」と認識させましょう。

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疲れすぎる前に早めに寝かしつけをすることは赤ちゃんがぐっすり寝るための大切なポイントです。熟睡できれば、夜泣きなどの睡眠トラブルも起こりにくくなります。

 

寝かしつけ前に習慣的に同じ日課を行う 

寝かしつけ前に睡眠ルーティーンを決め、習慣的に同じ日課を行うようにすれば、「そろそろ寝る時間かな?」と自然に体のリズムが身に付き、すんなり寝るようになります。

睡眠ルーティーンを決める時のポイントは3つあります。

  1. 継続できるシンプルな内容にする
  2. 寝る前に赤ちゃんを興奮させる内容を避ける
  3. ルーティーンがうまくいかなくてもペナルティーを科さない

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ママにとって毎日の生活の流れの中で、無理なく続けられ、一貫性をもって続けられる内容にしましょう。

赤ちゃんがリラックスして眠れる音楽をかける

赤ちゃんが寝る前に、リラックス効果の高い音楽をかけてあげるのも手軽にできる方法です。

我が子には、産院でも使われていた、ぐずり泣きに効果が期待できる「胎内音を流せるぬいぐるみ」が大活躍、毎日音楽を流し始めると、徐々にウトウトするようになりました。

脳の活性化を落ち着かせたり、ストレスを軽減したりする作用が期待できる、オルゴールの音色の音楽もおすすめです。

オルゴール音楽は、赤ちゃんがリラックスできるだけでなく、慣れない育児で疲れがちなママの気持ちも落ち着かせてくれますよ。

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赤ちゃんの寝かしつけにぴったりのオルゴール曲を集めたCDもあるので、是非チェックしてみてください。

寝る前の流れを作る

その家庭の生活時間に合わせ、無理なく続けられる寝る前の流れを作りましょう。

【例】入浴→着替え→歯磨き→授乳→絵本の読み聞かせ→消灯

消灯後に添い乳をしながら寝かしつけをするママも多いかと思いますが、添い乳がクセになると、おっぱいがないと寝ない状況に陥りがちです。

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寝る前の授乳は、消灯前に読み聞かせをはさむなどして、授乳=睡眠という流れが習慣化しないように気を付ければ、その後の一人寝への移行もスムーズです。

 

赤ちゃんを寝かしつける際の注意事項

寝かしつけは臨機応変に 

寝かしつけは、睡眠前のルーティーンを決めた方が良いとお伝えしましたが、神経質になりすぎると寝かしつけがストレスになり、

ママがイライラする→イライラが赤ちゃんに伝わる→余計に寝なくなる→ママがさらにイライラするという負のスパイラルに陥りがちです。

病気の時や、どうしても寝そうもない時は無理に寝せようとせず、臨機応変に対応しましょう。

寝かしつけの時、スマホは我慢  

寝かしつけの時になかなか寝てくれないと、赤ちゃんの横でスマホをいじったりしたくなりますよね。気分転換にスマホやタブレットの動画を見せたりする方もいるのではないでしょか?

スマホタブレットの画面から発するブルーライトの刺激は、太陽光と同じような働きをするので、睡眠ホルモンメラトニンの分泌を抑制し、体内時計のリズムを乱すことがわかっています。赤ちゃんが質のよい眠りにつくためにも、寝かしつけ時のスマホ操作は控えましょう。

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絵本の読み聞かせやリラックス音楽・子守歌などが流せる便利な「寝かしつけアプリ」もありますよね。使う時は、ブルーライトの光が赤ちゃんに当たらないよう注意して上手に活用しましょう。

 

添い寝や添い乳をする時は窒息事故に注意

赤ちゃんの横で一緒に寝る添い寝や、隣で寝ながら授乳する添い乳は、疲れがたまっている時や体調の悪い時は避けましょう。

赤ちゃんと一緒に知らず知らずのうちに眠ってしまい、ママの体が赤ちゃんに覆いかぶさることによる、窒息事故が発生するリスクがあるからです。

特に、寝返りがまだできない新生児期は要注意です。

 

まとめ

赤ちゃんがなかなか寝ないと睡眠不足になりますし、育て方が間違えているのかな?と不安になりますよね。

今回は赤ちゃんが寝ない原因と、寝かしつけをスムーズに行うための睡眠環境づくりのポイントを紹介しました。

赤ちゃんは気まぐれなので、泣く日もあれば泣かない日もあり、その日その日で状況が変わります。

毎日の生活の中でコツコツと赤ちゃんが睡眠しやすい環境を整えてあげれば、徐々に寝かしつけが楽になってくるので、是非継続して取り組んでみてください。

この写真を提供してくださった ✺ぽん✺ さん

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