ベビーマッサージは寝かしつけに役立つ?知っておきたいスキンシップの大切さ 

赤ちゃんの寝かしつけにベビーマッサージが良い、と聞いたことがありませんか?

試してみたい、と思う反面、正しい方法や手順を学ぶ必要があるのかなと、難しそうな印象があるかもしれません。

この記事では、ベビーマッサージの入り口として、学ばなくても誰にでもできるスキンシップについてご紹介していきます。

 

ベビーマッサージの入り口「スキンシップ」とは?

まずは赤ちゃんに触れよう

ベビーマッサージは、お父さん、お母さんが赤ちゃんとスキンシップを取る方法の1つです。

お父さん、お母さんが赤ちゃんに「触れる」ことによって、大人にも赤ちゃんにも、オキシトシンというホルモンが分泌されます。オキシトシンは「幸せホルモン」とも呼ばれ、幸せな気持ちになることや、他者との信頼や愛情が深まることが分かっています。

つまり赤ちゃんは、沢山触れてもらうことによって、自分が愛されていることを実感できるのです。

ベビーマッサージを学んだことがなく、手順や方法を詳しく知らなくても、赤ちゃんに触れることでオキシトシンは分泌されます。

抱っこする、アタマをなでる、手や足をさする、ほっぺたをツンツンするなど、普段からやっていることでいいのです。

スキンシップを促す手遊び

日本の昔からの子育てでは、わらべ歌を通して自然にスキンシップが行われていました。

いちりにり

赤ちゃんは仰向けに寝て、大人は赤ちゃんの足の側に座ります。「いちり」と言いながら、赤ちゃんの足首をさわります。「にり」でふくらはぎ、「さんり」で太もも、最後に「しりしりしりー」とお尻を揺らします。昼間は「しりしり・・・」で大げさにくすぐると喜びますが、寝る前はゆっくり揺らします。

ふくすけさん

「ふくすけさん、えんどうまーめが、こーげるよ、はーやくいって、かんましな」と唱えながら、手や足の指を1本ずつ、くるくる、と回します。

 

スキンシップと睡眠

眠りのポイントは「自律神経」のリズム

ところで、なぜスキンシップが寝かしつけと関係があるのでしょうか。まず、睡眠時の身体の変化から説明します。

人間の身体には「自律神経」という、全身を管理調節し、生きていくために必要な血行や消化吸収、体温調節などを24時間休むことなくコントロールしている神経があります。

自律神経には、交感神経副交感神経という2種類の神経があり、日中活動している時には〈元気になる神経〉である交感神経、眠る時には〈リラックスする神経〉である副交感神経の働きが活発になっています。

大人も子どもも、スムーズに眠りにつくためには、眠る時間に向けて交感神経と副交感神経の動きが入れ替わり、眠る時間に副交感神経が優位になっていることが望ましいのです。これを、自律神経のリズムと呼んでいます。

子どもの心が落ち着くスキンシップ

自律神経のリズムを整えるためには、夕方以降の強すぎる刺激を避けた方が良いのですが、なかなか難しい場合もありますよね。

そんな時に役立つのがスキンシップです。触れることでオキシトシンが分泌し、安心した気持ちになります。心が落ち着き、副交感神経の働きを促すことで、スムーズな入眠が期待できるのです。

寝かしつけの時には、こんなスキンシップを試してみてください。

胸にハートを描く動き

赤ちゃんの呼吸が深くなることを意識して行います。赤ちゃんが仰向けに寝た状態で、大人の両手で、胸に大きなハートを描くような動作をします。力加減は優しく触れる程度です。

背中や首をトントンと叩く動き

気持ちが落ち着くことを意識して行います。指の先が、子どもの背中で軽く弾むようなイメージで、優しく、ポンポン、と叩いてください。

 

なお、寝かしつけの時のスキンシップは即効性を求めるのではなく、気持ちが落ち着く習慣として継続して取り入れてあげてくださいね。

 

子どもの寝かしつけのためにもう1つ大事なこと

お父さん・お母さんの気持ちとスキンシップ

赤ちゃんの気持ちを落ち着かせるスキンシップについてお伝えしてきましたが、寝かしつけのためにもう1つ大事なことがあります。それは、お父さん、お母さん自身が心おだやかでいることです。

科学的なエビデンスはありませんが、寝かしつけようとしている大人が、イライラしたり、悲しいことがあったり、「早く寝かしつけて、仕事をしよう」と焦る気持ちがあったりすると、なかなか寝つかないことは、誰もが体験していることと思います。

大人の気持ちを穏やかにするスキンシップ

では、大人の気持ちを落ち着けるためにはどうしたらいいのでしょうか。

その答えも「触れる」ことにあります。

オキシトシンは、触ってもらう赤ちゃんだけではなく、触っているお父さん、お母さんにも分泌され、安らぎや幸せを受け取っています。

自分の心がいい状態じゃないな、という時、もし誰かに触れてもらえるなら、背中をさすってもらうことがおすすめです。家の中に自分ひとりでいて、気持ちが落ち込んでいる時には、自分で自分の肩を抱くようなハグをするだけでも、気持ちが変わります。

ちゃんと寝かさなきゃ、と焦らないで、お父さんお母さんがリラックスした気持ちで、赤ちゃんと向き合うことが大切です。

 

まとめ

ベビーマッサージなどのスキンシップは、大人も子どもも幸せを感じ、気持ちを落ち着かせることに効果があります。眠りの前に気持ちを落ち着かせることは、自律神経のリズムを整え、寝かしつけも期待できます。

みなさんにとって「触れる」ことが、寝かしつけの助けになれば幸いです。

※この記事は、筆者がTouch hugインストラクター(NPO法人mama’s hug認定)の資格取得の際に学んだことを参考にしています。

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